生理痛、つらいですよね。
私自身、生理痛が重いほうです。とくに生理2~3日目がつらくて、1分おきくらいにやってきてはひいていく痛みの波で、夜中に目が覚めるほどです。いったん目覚めてしまうと、もう痛くて眠れる状態ではないので、急いで痛み止めを飲むことになります。効いてくるまで時間がかかるので、それまでは泣きそうになりながら、ひたすら痛みに耐えて、うずくまっているしかありません。
生理痛でつらくても、仕事をしないといけなかったり、食事の支度をしないといけなかったりと、女性は何かと忙しくて、じっと寝ていられる場合ばかりではありませんよね。なので、いかに痛みをコントロールしながら生理の期間を乗り切るのかが、ポイントだと思います(もちろん、痛みがひどい場合は受診したほうがいいです。私も受診したら卵巣の病気が見つかりました・・・)。
接客時のお客さまの声から感じた、生理痛におすすめの市販薬3選
売り場で接客するなかで、お客さまから、「あれは効いたよ」「これは効かなかったよ」など、感想をお聞きすることがあります。これまでの経験から、生理痛に使われる市販薬のなかで、お客さまの評判がよかったものを、ご紹介したいと思います。ご参考にしていただければ幸いです。
①ロキソニンSシリーズ
第一三共ヘルスケアから発売されている「ロキソニンS」シリーズは、CMが頻繁に流れているので、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。有名なお薬なので、やっぱり、と思うかもしれませんが、実際に「ロキソニンS」はよく売れています。病院から処方される処方薬に、「ロキソニンS」と同成分の「ロキソニン錠60mg」がありますが、こちらも痛み止めとして、大変使用頻度の高いお薬です。市販薬の「ロキソニンS」シリーズ(飲み薬)には、シンプルに、痛みを抑える成分であるロキソプロフェンナトリウムのみを含む「ロキソニンS」のほか、胃を守る成分を配合した「ロキソニンSプラス」、胃を守る成分と、痛み止めの効果を高める成分を配合した「ロキソニンSプレミアム」の3種類あります。
②エルペインコーワ
コーワから発売されている「エルペインコーワ」は、痛み止めのなかでも珍しい、生理痛「専用」のお薬です。「イブ」などにも含まれているイブプロフェンという成分のほか、ブチルスコポラミン臭化物という成分を含みます。イブプロフェンが痛みのもととなる物質が過剰に産生されるのを抑え、ブチルスコポラミン臭化物は子宮・腸管の過度な収縮を抑えます。
痛みだけではなく、収縮も抑えてくれるので、私はよく、おなかの内部に向かってあらゆる臓器がギューっと引っ張り込まれるような痛みを感じるのですが、そのような痛みにおすすめです。
発売元のコーワのHPにもわかりやすい表現がありましたので、引用させていただきますね。
こんな生理痛の方に
- 下腹部がねじれるように痛む
- ぎゅ~っと押されるような痛みがある
- 吐き気がしそうなほど痛む
- ズシンと重い腰の痛みがある
- お腹のゆるさを伴う
(エルペインコーワHPより引用)
③リングルアイビーα200
佐藤製薬から発売されている「リングルアイビーα200」は、上記2つとは違った特徴として、「液体inカプセル」です。成分はイブプロフェンですが、もともとカプセルのなかにイブプロフェンが液状に溶けていることで、飲み込むと体のなかで早く溶けます。「リングルアイビーα200」は、私は試したことがないので実際の使用感はわからないのですが、お客さまのなかに「ロキソニンより効く! 私にはこっちのほうが合っている」という「リングルアイビー派」が少なからずいることに気が付いたので、ここでご紹介しました。
佐藤製薬 2017-01-23
大きな声ではいえない、私の生理痛対策
私の場合、最近では病院で処方してもらった痛み止めを使用しているので、処方薬での名前になりますが、以下のお薬を使っています。
- ロキソニン錠60mg(市販薬ではロキソニンSと同成分)
- カロナール錠300(市販薬ではタイレノールAと同成分)
- 芍薬甘草湯(同名の市販薬あり)
飲み方ですが、一番つらい、生理2~3日目の痛みを乗り切るために、出血が始まり、おなかに違和感を覚え始めたら、本格的に痛み始める前に、上記3種類を同時に飲みます。本格的に痛み始めたら、3(~5)時間おきに上記3種類を飲むことを繰り返します。そうして2~3日目を乗り切れば、あとはロキソニンだけ、もしくはカロナールだけ、痛むときに飲めばなんとかなります。いろいろ試して、いまはこの方法に落ち着きました。
ですが、市販の解熱鎮痛薬の添付文書には、注意事項として以下のことが書かれています。
本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください。
他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮痛薬
ほかにも、「服用間隔は4時間以上あけてください」とか、「1日3回まで」といった決まりごとが書かれています。なので、私の飲み方は、2種類の痛み止めを一緒に飲んでいるし、1日3回までといった決まりも守っておらず、自己責任になってしまいますので、大きな声でお客さまにおすすめすることはできません・・・。
参考になるとしたら、痛み止めは「本格的に痛み始める前に飲む」というところくらいでしょうか。本格的に痛み始めるまでがまんしてから痛み止めを飲む方がいますが、効いてくるまで時間がかかってしまい、つらいです。
なので、市販の解熱鎮痛薬の添付文書どおりの使い方をしても、コントロールできないくらいのつらい生理痛がある方は、それがひとつの受診の目安になるのではないかと思います。
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