私がドラッグストアではたらき始めたばかりの頃、スポーツをやっているという学生さんから、「テーピングをするときに、かぶれないように下にまくテープありますか?」と質問をされました。
当時の私は、売り場の商品をまだよく把握できていませんでした(汗)。
私自身はスポーツをまったくやらない人間なので、テーピングの下にまくテープ??? そんなものが存在するの??? と頭のなかがクエスチョンマークでいっぱいになりました。
結局、学生さんには「テーピング関連なら、あるとしたらこのあたりですね・・・」と、不親切きわまりない案内しかできず、いまでも苦い思い出になっています。
テーピングをするときに、かぶれないように下にまくテープは存在する
その後、品出しなどをするようになって、徐々に売り場の商品を把握していったのですが、たしかに「テーピングをするときに、かぶれないように下にまくテープ」なるものが存在することを知りました。
その名前は、
アンダーラップテープ
といいます。
ドラッグストアでは、テーピングテープなどが置いてある売り場の、隅っこのほうに置いてあることが多いと思います。 私がはたらくドラッグストアにも置いてありました。
アンダーラップテープとは、何のために使うの?
テープ関連で有名なニチバンのHPに、アンダーラップテープについて、わかりやすい説明がありました。
テーピング時の皮膚の保護に巻くウレタンフォームのテープです。
テーピングテープを巻く前に、先にアンダーラップテープを巻いてください。
肌に直接巻き、その上からテーピングテープを巻くを皮膚への刺激をやわらげ、はがす時も楽です。
(ニチバンHP バトルウィンTMアンダーラップテープ商品説明より)
アンダーラップテープの見た目は、とても薄くスライスされたスポンジのようなもので、それが包帯状にぐるぐると巻かれた形で売られています。ニチバンの商品は「黄色」なので、巻かれた状態で見ると、けっこう黄色いなという印象を受けますが、1枚が薄いので、巻いてしまえばそこまで黄色であることは気になりません。
アンダーラップテープを介することで、テーピングテープの粘着剤の刺激を和らげ、かぶれにくくすることができます。
というわけで、アンダーラップテープのことをすでにご存じの方には意味のない記事になってしまいましたが、「テーピングでかぶれるので対策したい」「テーピングテープの下にまくテープのことを聞いたけど、名前がわからない」という方は、ぜひドラッグストアの従業員に「アンダーラップテープください」と声をかけてみてください。
もし、ドラッグストアの従業員が、当時の私のように「???」という顔になっていたら、とりあえず、テーピングテープの売り場を聞いて、そのあたりを探してみると見つかるかと思います。
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