これは私の体験談です。
久しぶりに風邪をひいて、咳がつらかったときの話です。万人に効く方法ではないかもしれませんが、ご紹介したいと思います。
久しぶりの風邪。病院で処方された薬とは?
ちょうど一年前の今頃、久しぶりに風邪をひきました。熱が39℃を超え、夜中になると咳込んで眠れない状況でした。インフルエンザが流行り始めた時期でもあったので、念のため仕事をお休みし、インフルエンザの検査をするために、病院を受診しました。
インフルエンザの検査結果は陰性。風邪だろうとのことでした。夜中の咳込みがつらいことなどを話したところ、処方されたお薬は以下の3つでした。
- アジスロマイシン錠250mg(抗生物質)
- ピーエイ配合錠(総合感冒薬、鼻水・痛みに)
- ロキソプロフェンナトリウム錠60mg(解熱鎮痛薬)
咳止め薬はとくに処方してもらえなかったのだなと思いつつ、たまたま手持ちの咳止め薬があったので、つらいときはそれを使えばいいかと思いました。
夜中の咳がつらくて眠れない日々
日中はそこまでつらくない咳症状でしたが、夜、寝ようとして横になると発作のように止まらなくなってしまいました。
メジコン錠15mg
そこで、まず試したのは、メジコン錠15mg(成分:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物) 。市販薬としてもよく使われている成分です。効果はそこまで強いわけではありませんが、便秘などの副作用が少ないため、便秘がちの私には重宝していました。しかし、咳が止まることはありませんでした。
フスコデ配合錠
次に試したのは、フスコデ配合錠(成分:ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩)です。こちらは、上記メジコン錠15mgに含まれるデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物よりも咳止め効果が高いとされる、ジヒドロコデインリン酸塩を含みます。咳止め効果は高いのですが、便秘などの副作用があったり、喘息の人が使うと症状が悪化してしまうことがあったりするので、便秘がち、かつ(喘息ではないものの)気管支が狭くなりがちな私にとって、あまり使いたくない薬でもありました。
ただ、このときはとにかく咳がつらくて眠れない状況をなんとかしたかったので、(あと、自分に何か症状があると、人体実験的に、ここぞとばかりいろいろな薬を試してみたくなる性質があり・・・)フスコデ配合錠を飲んでみました。しかし、咳症状は悪化することもなければ、改善することもありませんでした。
ヴイックスヴェポラッブ
手持ちの咳止め薬のどちらも効かないので、藁にもすがる思いで、ネット検索してみました。咳を止める方法を調べたところ、ネットでは「ヴェポラッブを足裏に塗ると咳が止まる」という記事を見つけました。ヴェポラッブというのは、大正製薬から発売されている指定医薬部外品で、次の成分を含みます。
- dl-カンフル
- テレビン油
- l-メントール
- ユーカリ油
- ニクズク油
- 杉葉油
【効能】
鼻づまり、くしゃみ等のかぜに伴う諸症状の緩和
ちょうど、我が家にもヴェポラッブがありました。以前、夫が風邪をひいて鼻づまりがつらそうだったときに買ってきたのに、「においが苦手だ」といわれて拒否。お蔵入りになっていたヴェポラッブです。
たしかに、ヴェポラッブには独特のにおいがあります。そのにおいが効果の元でもあるのですが、けっこうスースー刺激的なにおいがするので、苦手な人は苦手かもしれません。
ヴェポラッブは<鼻づまり改善薬>とうたわれており、パッケージをみるかぎり、咳に対する記載はありません。また、本来は胸やのど、背中に塗って使用します。
ネットで見た記事は、本来のヴェポラッブの使い方とは違うようでしたが、せっかくの機会なので、試してみました。
結果、私には効かなかったようで、悪化もしなければ改善もしませんでした。ネットによると「効いた」という人もいるようなので、やはり合う合わないがあるのでしょうか。
夜中の咳に対して、最終的にたどりついた方法
家にあるいろいろなものを試し、もうあとは手がないように思えました。ですが、咳込みがつらくてとても眠れる状況ではありません。
そこで、ふと思い出したのが、子供の頃の記憶でした。子供の頃にも咳が止まらなくて眠れなくなったことがあり、そんなときは母が私の背中に座布団を入れて、上半身を起こすような形で寝かせてくれていたことを思い出しました。
このときも、余っていたまくらを重ねて、上半身を高くして横になったところ、あれだけ発作のように出ていた咳が止まり、眠りにつくことができました。思えば、横になると気管支が狭くなりがちだし、横になると咳込むなら「上半身を高くして寝る」というのは基本的な、シンプルな方法なのですが、つい薬に頼ることばかり考えて、忘れていました。
それからというもの、「夜眠ろうとすると咳が止まらない」というお客さまには、お薬をおすすめするのと同時に、よかったら上半身を高くして寝る方法も試してみてください、とお声かけするようにしています。
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