薬剤師が実践している風邪・インフルエンザ予防対策5つ

2018/12/08

風邪

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毎年冬のシーズンになると、薬局には毎日のように風邪やインフルエンザの患者さんがいらっしゃいます。

ですが、風邪やインフルエンザの患者さんに毎日接している薬剤師が、患者さんからウイルスをもらってしまうことって、実はまれなんです(職場の人たちに「薬剤師になってから、インフルエンザにかかったことある?」と聞くと、意外と「ない」という答えが多くてびっくりしたりします)。

ただでさえ繁忙期なのに、一人でもインフルエンザなどでダウンしたら、薬局がまわらなくなってしまいますので、私たち薬剤師が感染予防として仕事中に気をつけていることがいくつかあります。



➀インフルエンザの予防接種を受ける


例年、インフルエンザが本格的に流行しはじめるのは11月末~12月頃です。
インフルエンザの予防接種は、効果を発揮するまで2週間くらいかかるといわれているので、11月中には予防接種を済ませておくようにしています。



②手洗い・うがいをする


基本的なことですが、大切です。
とくに帰宅後には時間をかけて、しっかりていねいに手洗い・うがいを行ないます。
うがいは、殺菌成分の入ったうがい薬を使用しています。



③マスクをする


通勤中、業務中は使い捨てマスクをつけ、こまめに交換するようにします。

プライベートで外出するときなどは、メイクがとれるのでマスクをつけたくないなと思うこともありますが、バッグにはいつも使い捨てマスクを数枚、マスクケースに入れて忍ばせています。もしも近くに咳込んでいる人、明らかに体調が悪そうな人がいたら、すぐにマスクをつけるようにします。



④こまめな水分補給をする


以前、同僚の薬剤師から「病院の先生たちってインフルエンザの人をたくさん診察してるのに、うつらないでしょ? 20分おきに水分補給すると、うつらないんだって。ウイルスって粘膜にくっついてから感染するのに20分くらいかかるから、それまでに水分とって胃まで流し込めば大丈夫みたい」と聞きました。

20分おきの水分補給というのはなかなか難しいこともありますが、可能なかぎりこまめに水分をとるようにしています。



⑤待合室にクレベリンを設置する


クレベリンがインフルエンザに有効なのかどうか、よくわからない部分もありますが、置かないよりはいいのかと思い、隅のほうに置いています。




基本的なことばかりで「なーんだ」と思われたかもしれませんが・・・、こうしたことがインフルエンザや風邪の予防には大切なのかと思います。

たまたまかもしれませんが、わたしはこのうがい薬を使い始めてから2年くらい、風邪・インフルエンザにかかりませんでした。ちょうどうがい薬を切らしてしまい、買わなければと思いながら買えないでいた一週間後、風邪をひきました。しかもけっこう重いやつだったので、もう切らさないようにしようと思いました。




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