出産のため仕事がお休みになってから、グッドモーニングショーを見ることが毎朝の日課になっています。3月のことなので、もう2ヶ月ほど前の放送内容ですが、グッドモーニングショーのなかで「マスク」に関する衝撃的な報道がありました。
とある中国製マスクの劣悪な製造環境
2ヶ月ほど前の放送内容なので、うろ覚えな部分もあるのですが・・・
その報道というのは、中国国内の工場でマスクが作られている現場を取材したものだったのですが、工場のなかはミカンの皮が散乱し、ほこりが舞うような劣悪な環境(管理され、清潔感のある日本の工場しか知らない私にとって、鳥肌が立つくらいひどいものでした)。
できあがったマスクには得体のしれない粉が付着している。おかしなにおいもする。マスクは無造作に箱(なんと日本語パッケージ!)に詰められ、箱はつぶれかけている。箱に詰められたマスクを見ると、本来の色とは違うマスクも紛れている。よく日本で売られている50枚入りマスクですと、パッケージの箱にマスクが直入れされているのではなく、個包装ではなくても、マスク全体がビニールに包まれた状態で箱に入っていると思うのですが、このときの中国製マスクは、箱にマスクが直入れされていました(しかも乱雑に)。
あまりにもひどい有様なので、まさか日本に流通はしていないだろうと思って番組を眺めていましたが、なんとamazonで販売されていたようです。
グッドモーニングショーのスタッフさんが実際に購入してみたところ、届いたマスクの箱はつぶれかけていました。スタッフさんが販売元の日本の企業に取材したところ、その企業が中国の工場に製造を依頼していたのは昔のことで、いまはしていない。日本語のパッケージデザインだけが悪質に使いまわされているのだろう、ということだったと思います。現在はamazonでそのマスクの取り扱いはなくなっていましたが、容易に手に入る状況にあったかと思うと、恐ろしくて絶句しました。
被害を防ぐには購入する側も気をつけなくてはならない
マスクは、風邪・インフルエンザにかからないように(または他人にうつさないように)、花粉症が悪化しないように、ほこりを吸い込まないように、とセルフケアするために使う衛生用品であるのに、マスクをつけたことで逆に健康被害を受けるようでは、 何のためのマスクなのかわからなくなってしまいますよね。
「中国製だから危険。なら日本製を買えばいいのでは」と思うかもしれませんが、意外と日本製のマスクって少ないんです。あるにはありますが、お値段がお高めで、中国製の倍くらいしてしまう印象です。シーズンによっては毎日使うこともあるマスクなので、お財布事情も考えたいですよね。
そこで、番組では対策が紹介されていました。
その対策というのは、マスクのパッケージについている「あるマーク」を確認するというものです。
このマーク、見たことありますか?
普段、何気なく目にしていたかもしれませんが、日本で販売されているマスクのおよそ9割には、このマークがついているそうです。全国マスク工業会(←こちらの存在をはじめて知りました)のマークです。一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | マスクの自主基準
このマークがついているマスクは、たとえ中国製であっても、全国マスク工業会が定める品質基準、製造管理基準に合致していることになりますので、安心して使うことができます。
グッドモーニングショーのこの衝撃的な報道を見てから、家にあるマスクをチェックしよう! と思いつつ、早2ヶ月。いまになってやっとチェックしてみました。ちなみに我が家にあったマスクには、日本製のものはなく、中国製・台湾製と記載のあるものばかりでした。
日本で販売されているマスクのおよそ9割についているといわれる全国マスク工業会のマークですが、私がもっとも愛用していたマスクにはついていませんでした・・・! きちんとビニールで個包装されていて、けっして得体のしれない粉がついていたわけではありませんが、ちょっと使うことが恐ろしくなりました。
今回、仕事をお休みしてグッドモーニングショーを見ることがなかったら、マスクについている全国マスク工業会のマークに目をとめることはなかったと思います。番組を見逃していた方、ぜひお手元のマスクにマークがついているか、確認してみてはいかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿