産後のボロボロの体をサポートしてくれたアイテム

2019/03/25

出産

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産後しばらくの間、待ちに待った赤ちゃんを迎えて幸せに思う一方、体のあちこちにガタが来て、しんどい毎日でした。

今回は、そんなボロボロの体をサポートしてくれたドラッグストアアイテム&そのほかについて、まとめてみたいと思います。個人的な感想が多い記事ですが、どなたかの参考になれば幸いです。



余談:私の出産話

さっそくの余談ですが、先日、30代半ばで出産しました。
常に「最悪なパターン」を考えてしまうのが癖であるため、心配事が尽きない妊娠期間でしたが、妊婦検診では「順調」といわれていました。

そんなある日、妊娠30週で逆子が判明しました。その後、35週でいったん逆子が直ったものの、38週直前で再び逆子に。おまけに臍の緒が下がっているので破水したら危険な状態とのことで、急きょ38週0日での帝王切開が決まりました。いざ切ってみると「生理痛がつらい」と思っていた私の子宮は腺筋症だったようで、それが原因と思われる出血多量に。輸血を受けて回復したものの(献血してくださった方のありがたみを実感しました)、数日間はほぼ寝たきりでした。

歩けないうちは導尿カテーテルがとおされ、トイレにも行けない。帝王切開当日、わずか1日食事を抜いただけで食欲は落ち、あまり食べられない。傷口が痛くて歩けない。そんな何もできない状態から徐々に回復し、母親らしいことをし始め、なんとか退院することができました。

ですが、傷口の痛みこそ和らいできたものの、睡眠不足と慣れない育児に、30代の体はボロボロでした。



産後のボロボロの体をサポートしてくれたアイテムたち

産後、私が実際にお世話になったアイテムをご紹介します。
ほとんどがドラッグストアで入手できるものですが、一部そうでないものも含みます。

【体のだるさに】十全大補湯

補中益気湯と並び、体力が落ちた方向けの代表的な漢方薬です。
添付文書の効能効果として、次のように書かれています。

体力虚弱なものの次の諸症:病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血

入院中に処方されていて、退院後は自分で購入しました。プラセボ効果もあるのかもしれませんが、飲んでいると確かに体力が回復してくるような感じがありました。







【手荒れに】ダイアフラベール保護保湿クリーム

産後、まず悩まされたのは、ひどい手荒れでした。おむつ替え後の手洗い、哺乳瓶の洗い物など、出産前に比べて水を使う機会が大幅に増えました。出産直後は神経質になっていて、赤ちゃんに触れる前に毎回アルコール消毒をしていたので、いっそう手荒れがひどくなりました。

そんなときにお世話になったのが、ダイアフラベール保護保湿クリームです。別記事にも書きましたが、こちらのクリームは「リピジュア」という成分を含み、手洗い後も保湿効果が続くという特徴があるので、ハンドクリームを塗ってもすぐに洗い流さなくてはならないような、手洗い・水仕事の多い方におすすめです。

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【乳首の痛みに】乳頭保護クリーム&母乳パッド

産院でも散々いわれましたが、生まれてすぐの赤ちゃんはおっぱいを吸うのが下手です。

おかげで、乳首の皮膚がガシガシと削り取られるような痛みが授乳のたびにあり、とても苦痛でした。そのため、産院を退院してすぐ、メデラの乳頭保護クリームを購入し、授乳のたびに塗ってケアしていました。 下着に擦れることによる痛みもあったので、ふかふかの母乳パッドを下着につけて対処しました。それでもどうしても痛いときは、搾乳して哺乳瓶で飲ませ、授乳をお休みすると、少し楽になったように思います。

当初、授乳の時間は拷問のようでしたが、1ヶ月を過ぎた頃に、突然赤ちゃんの吸い方が上手になり、痛みがなくなりました。







【授乳の助けに】搾乳器

産院を退院するとき、授乳指導というものがあったのですが、そのときにいわれたことは、次のことでした。

  • 母乳は好きなだけあげてよい
  • 3時間おきに搾乳+ミルクで計60mLあげる

母乳の出が悪く、入院中から搾乳するようにいわれていましたが、産院にはメデラのシンフォニーという立派な搾乳器がありました。

自宅に戻ってからどうしようかと思いましたが、手で搾乳するのは下手だし大変だし、腱鞘炎になりそうだったので、搾乳器を買うことにしました。私が購入したのはピジョンの「さく乳器 母乳アシスト電動ハンディフィット」という製品です。私が使った感じでは、産院にあったメデラのシンフォニーと同程度かそれ以上にしっかりと搾乳できました。電動にしたので手で搾乳器を支えているだけでよく、とても快適でした。







【腰痛に】産後ガードル「ワコール シェイプマミーガードル」

産後は骨盤矯正をしたほうがいいといわれますが、骨盤ベルトだったり産後ガードルだったり、いろいろなアイテムがあって悩んでしまいますよね。一般的に、産後すぐは骨盤ベルトで骨盤を正しい位置に矯正し、産後しばらくして(商品にもよりますが、1ヶ月くらいでしょうか)産後ガードルを使うといいといわれているようです。

私は、産後すぐの頃はマジックテープで留めるタイプの骨盤ベルトを使っていて、たしかにしっかりと締め付けらるので立ち仕事は楽になったのですが、座るなど骨盤を曲げる動作をすると骨盤ベルトも一緒にずれてしまい、ストレスに感じていました。

産後1ヶ月頃から、定番のワコール「シェイプマミーガードル」(ドラッグストアではおそらく入手できません)という産後ガードルに変更したところ、腰痛が楽になりました。赤ちゃんを抱っこしたり、おむつ替えをしたり、育児をしていると何かと体に負担がかかる姿勢になってしまうことが多いです。なので、腰痛も我慢するものと思っていましたが、産後ガードルでこんなにも楽になるのかと驚きでした。

シェイプマミーガードルは、かなりきついので装着は大変なのですが、はいてしまえばサポート力がすごいです。本当はウエストが戻ってきたらサイズが小さいものに買い替えていくのがいいようなのですが、お高いので躊躇しつつ、いまだに最初に購入したサイズを使い続けています。







【帝王切開の傷跡ケアに】傷あとケアテープ「アトファイン」

帝王切開の傷あとがケロイドや肥厚性瘢痕にならないように予防するためのテープを、退院時に産院で貼ってもらいました。ニチバンから販売されている「アトファイン」という製品です。アトファインを貼ることで、進展刺激・摩擦刺激・紫外線から傷あとを守ることができます。退院後は、5~7回に1回を目安に貼り替えるよう指導を受けました。肌に優しい粘着剤を使用しているようで、はがすときに傷あとが痛むことはありませんでした。

帝王切開の傷あとは15センチ弱あったので、サイズはLサイズでした。アトファインは医療機関もしくは通信販売でしか販売されておらず、ドラッグストアでは入手できません。私の場合、退院時にわたされたのは1箱だったので、使い切ったあとは通信販売で購入しました。 最低でも3ヶ月、帝王切開の傷口のある腹部など皮膚の進展が大きい部位については半年~1年間貼り続けることがすすめられているので、もうしばらく続ける必要がありそうです。

私はケロイド体質で、以前手術したところは赤くみみず腫れのようになってしまったのですが、帝王切開の傷あとはいまのところケロイドにはなっていないようです。





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